子どものうちから将来を
見据えて土台を
整える「小児矯正」
みなとみらいシーサイド歯科では、お子様の歯並びを改善する「小児矯正」をご案内しています。小児矯正を実施する目的は、永久歯の歯列をきれいに整える、その土台作りのためです。まだ成長段階のうちに、歯がきれいに並ぶように顎を拡げて上下のバランスを整えます。気になることがありましたら、お早めにご相談ください。
矯正治療を始める時期
早期矯正治療(混合歯列期の矯正治療)
乳歯と永久歯が混在している時期から、永久歯が全てはえそろうまでの矯正治療です。ご相談時期の目安は第一大臼歯(6歳臼歯)と上下の中切歯と側切歯(上下の前歯4本ずつ)が萌出した頃です。治療期間の目安は7歳~13歳です(個人差があります。骨格性下顎前突の場合、19歳頃までの管理とさせていただくことがあります)。
早期矯正治療で行うのは、主に以下の三つです。
- 顎骨の成長誘導
早期矯正治療を行う最大のメリットです。成長発育を利用して、骨格性の改善ができる可能性があります。 - 口腔習癖の除去
指しゃぶりや舌を前歯の裏側に押し付ける癖、唇を咬むなどの悪習癖は不正咬合の原因になります。トレーニングを行い、場合によっては装置を用いて悪習癖を除去します。 - 機能的要因の除去
歯の傾きや位置の異常によって下顎が前や横に誘導されて咬み合っている場合、そのままにしておくと将来骨格性の問題になる可能性があるので、位置の悪い歯を動かします。
※歯のねじれを治したり、歯と歯の間のすき間を閉じたりする治療ではありません。
※取り外し式の装置を使用する場合、使用時間を守っていただく等患者様のご協力が必要です。
当院の矯正治療メニュー例
歯列咬合誘導装置(プレオルソ)
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は、「咬み合わせ」と「歯並び」を改善すると同時に、「口呼吸から鼻呼吸へ」移行させることができます。
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は、マウスピース型の装置を装着することで、口腔周囲の筋肉のバランスを整え、顎の成長を促進し、歯列を拡大して美しい歯並びを導きます。適齢期は5歳から10歳までで、顎の成長期に早く行うことで歯並びの改善がしやすくなります。
床矯正
歯が整列するスペースが足りない顎に起こりがちな歯並びの乱れを改善します。顎の成長発達に合わせて、取り外し可能な装置で内側から顎の拡大を促します。
リンガルアーチ
リンガルアーチとは歯の裏側(舌側)に矯正装置を装着して歯並びを改善する方法です。奥歯を土台として歯を裏側から押し出します。
アクチバトール
アクチバトールとは歯列矯正の際に用いられる矯正装置のことでFKOとも呼ばれています。取り外しが可能な矯正装置で、上顎前突、反対咬合、交叉咬合がみられる場合に適応する装置です。下顎の筋肉の機能力を利用して顎の成長を促します。
小児矯正症例
矯正歯科担当医の塩谷Drが担当しました。
症例1
術前口腔内写真
動的治療終了時口腔内写真
症状 | 上顎前突 |
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診断名 | Skeletal classⅡ distal step type 骨格性上顎前突 |
初診時年齢 | 混合歯列期 |
矯正装置名 |
アクチバトール、拡大床、マルチブラケット(部分的に装着) |
治療期間 | 約2年 |
費用 | 検査診断55000 基本料金385000 歯科矯正用アンカースクリュー33000×2 調整料5500×都度 |
副作用・リスク | 歯肉炎等 |